Proligue
8:40にホテルをマイクロバスで出発し、8:50工場到着。昨日と同じ青いつなぎに着替え、ロビーの缶コーヒーで一服。
9:00に授業開始。
今日のスケジュールは午前中に洋樽整備、樽詰、そして貯蔵の実習。
修了式のあと、ランチを共にして解散の予定。
ランチは本当は新川の川辺で芋煮のはずが、生憎の雨で室内に変更との連絡。残念だけど、安全第一だしね。やむをえない。

今日は雨のため、昨日の装備にプラスしてレインコートを着て、実習に備え、手袋も持って、装備完了。いざ洋樽工場へ向かう。
仙台工場の敷地内にあるここはニッカ製樽というニッカの子会社。
樽を作る行程はスコットランドでも見学できなかったので興味津々。
まず気になったのが、意外にも若い人が多い。
職人=お年を召された方、というイメージが強い中、目に付くのは2〜30代。
現業労働でよく若い人が!?と思い、質問してみると、その方は、ウイスキーに魅せられて、ウイスキーの近くで働ける、自分でもできる仕事を探したところコレだった、と仰っていました。なるほど。。

さて、実習はというと、まずは全員で説明映像を見て、続いて樽をチャーする行程を見学。
チャーとは戸越銀座に住むロックスターのこと。
・・・ではなく、樽の内面をバーナーで焼くこと。焼きが足りないとウイスキーを貯蔵したときに木の香りが強く出すぎ、また逆に、焼きすぎると焦げ臭くなってしまうそう。
どのくらい焼くのかイメージできなかったんだけど、これがすごい!
炎がぶわっと上がるくらい焼いて、その後、水で消火する。
時間的にはそんな長い時間ではないけど、だからこそ逆に、焼きに強弱をつけるのは職人の勘なんだろうなぁ、と思う。
チャーの行程は1度見学した後に、実習をさせてもらった、といっても全員が出来るわけもなく、歯医者先生がトライ!なかなか大変そうでした。
引き続き、今度は樽造りの実習。
樽の鏡板と、側板の間はどうしても間が開き、中身が漏れやすいということで「ガマ」という植物を間にかませ、漏れないようにするとのことで、その行程にチャレンジ。
右写真で先生が持っているのがガマです。
昔は自生していたのを刈ってきたそうですが、最近はアメリカから輸入しているとのこと。

行程は
1. 側板の間に楔を打ち、隙間にガマを挟む。
2. 楔を抜く。
3. ガマを横方向に引っ張り切る。
簡単なようで意外と難しい。。
次に見せていただいたのが「タガ」締め。
樽造りはほとんど手作業だけど、タガ締めは機械で一気に力を加えてやるとか。
でも、樽の方向を変えるときの足の使い方とか、職人技だったなぁ。
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