Proligue
続いて、仕込棟に。
棟内に足を踏み入れると目の前にマッシュタンが。
宮城峡では、2回麦汁をとって、3番麦汁は、次の1番麦汁に使うとの説明。これはスコットランドと同じ。
絞りかすは、廃棄するのではなく飼料にするという話。
これもスコットランドと同じだけど。。
日本国において、一流企業は環境保全も大切だものねぇ。そういえば、ゴミの分別もちゃんとしていたなぁ。

すぐ隣には、制御室があって、コンピュータ管理が行われていました。
日誌がいっぱい置いてあったり、「労災ゼロ」のポスターが貼ってあったり、工場だぁ、って感じ。
それにしても、日本企業でこんな中枢まで見せてもらえるとは思っていなかったので驚き。
先ほどの麦汁の糖化の様子を顕微鏡で見せていただきました。(右側のモニタ参照)
理科は嫌いだったけど、こうやって見ると結構、興味深い(笑)
カップにはいっているのは麦汁。薄ら甘くて飲めなくはないけど、決して美味しいものではないと再確認。

制御室の隣には、研究室。
ここはさすがに中には入れず、廊下から覗き、次に向かうは発酵槽。
発酵槽の中は、甘いビールみたいな香りが立ち込めるています。
中を覗くと、まさ発酵中。
表面がブツブツしているうえ、発酵のガスかな?ムワっとしたかんじでかなりキツい。

ここでまた試飲タイム。
さっきの麦汁に比べ、色は薄い。
このモロミは相当飲み辛い。
でもしっかり完飲している人がいてちょっとびっくり。
いよいよ蒸溜棟。ポットスチルと御対面です。
やっぱり、コレをみないとね!!

ネックに注連縄があるのは、竹鶴政孝が造り酒屋出身だからとか。
宮城峡のポットスチルは鏡餅みたいに2段になっているのが特徴だということです。
この丸みとスチームでじっくりと焚いている(余市は石炭直火加熱)ことで宮城峡のやわらかい香りと味わいがうまれるらしい。ふーん。なるほどねぇ。
←ニューポッドが出てきています。スコットランドでは厳重にカギが掛けられていて趣があったんだけど。。ちょっとつまらない。
現地講義最後の試飲はやっぱりニューポッド→
そして貯蔵庫へ。
能率を重視する日本企業のことだからもっと何段にも積んであるかとおもったらこの貯蔵庫は2段。
(他では4段とかもあるみたいだけど)
ニッカってやっぱり品質を重んじるのかな、とこんなところでも感じました。
(是非、日本の他メーカーの貯蔵庫を見てみたいものです)

樽の種類などの話を伺って現地講義は終了。
所要時間は1時間半くらい。

なほりんにとっては、スコットランドで勉強したことのおさらい的な内容が多かったけど、解説は日本語だし(苦笑)、説明もわかりやすい!
ウイスキーの製造工程で不明確だったところも大分クリアなり、かなり有意義でした。
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送