Proligue
受付を済ませ、ロッカーの場所を教わる。
ロッカーには名札の他、青い「つなぎ」と安全靴、ニッカ仙台工場特製?のタオル。
そういえば申し込みをしたときにサイズを申告したっけ。
はじめて着るつなぎに躊躇しながらも着替えを済ませ、講義開始までロビーを見学。
ロビーには熊の剥製や、製品の陳列してあるキャビネが。
キャビネの片隅にはソサエティの余市ボトル(116.1〜4)もあり、ちょっと嬉しい。
そういえば124(宮城峡)はまだなかったな。

更にソファの横には「塾生の方は御自由にお召し上がりください」と、
アサヒ(ニッカはアサヒビールグループ)の缶コーヒーモーニングショット、若武者、十六茶のホット&アイスがおいてありました。
サービスいいなぁ、と感心しながら遠慮なくお茶をいただく。
ロビーの片隅にあった喫煙スペースがきっちり区切られて全く煙が漏れていなかったのも、さすがな感じ。

予定の13時になると同時に開講。
総務の鈴山氏から、プログラムの説明を伺い、工場長であり、マイウイスキー塾の塾長でもある荒谷氏から開講の挨拶。

蒸留所の概要説明を、非常にわかりやすい映像で見た後、いよいよ蒸溜所見学と現地講義。・・・のハズが、教室内で総務部長 岡島氏から補足説明。
この説明が抜群に面白い。
岡島氏は本当にニッカのことが好きなんだなぁ、と伝わってくる、「木を切らない」話や「電線が見えない」話。

そういえば、H社にいたとき、こういう愛社精神抜群なオヤジっていたよなぁ、と懐かしくまた、現在の仕事でのモチベーション管理や帰属意識向上施策に思いを馳せる。(可愛そうな仕事人間のなほりん 涙)
プログラムの時間は押してしまったけど、ステキなお話を伺えて嬉しかった。

現地講義は、製造部の山下氏が先生。
ルックスはペ・ヨンジュンに似ている、竹鶴12年の開発に携わった方。
スタートは、やはり新川(ニッカワ)の見学から。小雨降る中、河原で講義を受ける。
ここは、竹鶴政孝氏が昭和42年5月に訪れ、その清流を汲み飲み、ウイスキーを持って来い、と仰り、水割りを飲み、余市に続いてニッカ第2のウイスキー工場の建設を決めたという場所。
実に澄んだ水で、でも思ったより深さはない川。河原にある四角いフタの下にあるポンプで毎日4千トンの水(つまり半地下水なのかな)を汲み、砂濾過をして使用しているとか。ちなみに工場内の水は全て、トイレの水もこの新川の水だということ。贅沢。。
先日のSMWSでお目にかかった竹鶴相談役に
「仙台工場に行くのなら是非、新川の水を飲んでみてください」
といわれたことを思い出し、手で掬って一口飲んでみる。
雨が多少降っていたので雨水の割合が多いかもしれないので微妙だけど、たしかに美味しいお水。。
続いて向かったのは、カフェグレーン製造工程。
1963年グラスゴーの機械メーカー:ブレアーズ社で製造されたもの。
竹鶴政孝がスコットランドまで出向いて購入したらしく、当初は西宮に設置していたのを仙台に移設して使用しているとか。
今では希少なカフェ式連続蒸溜機。メンテが大変なうえ、操作もむずかしくまた、アルコールをつくるのも他の機械に比べて効率が悪いそうですが、その効率の悪さが逆に、風味豊かなグレーンウイスキーをつくるもとになっているとか。
サンプルを試飲させていただきましたが、日本の焼酎のようなかんじ。
パゴタ屋根がお洒落なキルン塔。
かつてはきちんとフロアモルティングしていたようですが、時代の流れにより、モルトは輸入しているため、現在は使用していないとか。
キルン塔の前にはピートのサンプルが置いてありました。
ピートは北海道で採れたものだとか。
日本でも採れるんだ、とちょっとびっくり。
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